yoralyの日記 from UK

【現在はnoteに引っ越しました】日本で生まれ育ち、高校生でアメリカ留学を経た現イギリス大学生がいろいろ発信します。

【14】留学⑤ -学校生活ー

こんにちは皆さん!yoralyです。

 

一週間過ぎてしまいまして、楽しみにしてくださっている方々に、すみません。 

 

いかがお過ごしでしょうか。

 

梅雨明けたかなー、いやまだかなーって日々が続きますね。

まあ正直そこまで梅雨という概念に縛られたくもないのでただ今日の天気がどうかだけ気にしていればいいのですが。

そして大抵雨が降っていると、雨粒との関わりを楽しむためにもハンズフリーで歩き回るためにも傘を差さないのがこの私であります。

 

そういえば最近はバイト以外で出歩くことが結構ないです。(逆に言えばバイトの頻度が多い。高い?)時たまランニングに出たり買い物したりラーメン食べに行ったり、その程度でしょうか。でも一日に一回以上は外出して外の空気を味わっているので個人的に不満はありません。

そんでもって外ではウイルス感染拡大防止のためにバイト先でもマスクを付けており、人ごみの中に突入することもしていません。もとから突入なんかする性格ではありませんし。

 

土用の丑の日なんかは4回外出しました。早朝にバイト、帰ってきて割とすぐに父とランニング、兄とラーメンランチ、家族でディナー。(おいしいウナギ屋さんまで歩いて行ったが入店待ちの人多すぎてもうお店には入れなかったのでおいしいパスタ屋さんに行った)自分でもなんか驚愕しました。こんなに出たり入ったりは記憶にない。友達をお家に呼ぶときでも、朝に待ち合わせ→お家来る→お昼食べに外出→お家に戻る→お見送り→帰宅で外出回数は三回ですし。目的をもって行う外出を一日に最大で何回できるのか、とても疲れそうな企画ではありますが、やってみたい。

 

あとですね、自宅でそろそろと育てているホウセンカ二株の話です。種まきをしたプランターの土の深さが20センチもないくらいで、ホウセンカの将来的な大きさを考えると根っこがうまく張れなくなると思ったので同じプランターのまま5センチくらい土を増やして株ごと少し上に移植しました。今のところは移植による被害は見えていません。一方の株の根元が少し傾いてしもうたくらいです。この深さで足りたらよいのですが、、、まあ何もしない場合よりは事態は好転するでしょう。

 

 

 

 

雑談はこのくらいで(長めですが)。今回は留学記事に戻ります。

あ、留学記事へのアクセス数と比べると前回の記事のアクセス数が著しく少なくて少し沈みました。まあ、人々の関心は私の思考回路よりは留学というフィールドにあることくらい頭ではわかりますが、「考え方、意見」の記事の方が私らしさが色濃く出ていると思うのでそちらも同じように、もしくは留学記事以上に注目してもらえればうれしいです。という戯言でございました。

 

アリゾナの私立高校

 【7】の記事で述べた通り、私はホームステイしながら現地の高校に通っていました。

 

yoraly.hatenablog.com

 

私の通っていた私立高校はお家から車で30分、お家付近よりはにぎわっている田舎町にありました。

 

 総生徒数は200人と少しくらいの小さな高校です。(ちなみにアメリカの高校は四年生なので四学年いてこの人数です)

 

今回はこの高校の基本情報と面白い特徴をまとめてみようと思います。

 

ステータス

所在地:アリゾナ州のとある田舎町

総生徒数:200人ちょっと

教室数:13

学期数:4

駐車可能数:校舎をぐるっと囲むように駐車スペースが配置されていてたくさんある。正確にはわからないが50以上は確実。

 体育館:バレーボールコート1つが入る程度。天井の高さは、バドミントンはギリギリできるがバレーボールはできないくらい。(15メートル程度)

 警備設備:校舎と外を繋ぐ出入口は内側からしか開けられない。(当然だが鍵があれば外からでも開く)なので間違って外に出ちゃって扉がガチャンと閉まると猛烈な乾きと日光の下にさらされることとなる。すぐに正面玄関に行ってoffice ladyさんに入れてもらおう。(アメリカの学校では銃発砲とかもあるのでその分設備も厳重、うちの高校には無かったが毎回登校時とかに金属探知機で検査されるところもあるそう)

 授業:一コマ90分。毎日同じ時間割。最大で4コマとれる。なので私の日本の高校よりも最長授業時間は長い。科目ごとに設定されている単位数をとれば卒業できるので、全学期4コマ入れて頑張ったりすれば一年とかもっと早く卒業するケースもまあまあある。

学食:日本より少し質素な給食。メニューは毎日少しずつ違うが結構似てる。余ったらお替りできた。1食二ドルくらいだが家庭の経済状況によっては無料で食べられる。体育館に長机をわんさか並べてそこで友達と食べる。お弁当の生徒も一緒に食べていた。

 

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Public Speakingクラスの先生お手製のマフィン。一つ一ドル、買う価値のある優しい甘さ。

↑先生が市販や手作りのお菓子、飲み物を生徒に売ることも日常茶飯事。授業での取り組みのために先生生徒が一体になって食べ物を他の生徒に売ってfund raisingすることもあった。



 

 

 私は一学期目に2クラス、二学期目に3クラス、そして三、四学期目は四クラスとりました。留学生には必修科目はなかったので現地の授業に慣れていくにつれ自分の興味の赴くもの、挑戦的なものをとりました。いくつかご紹介します。

 

哲学クラス

数学の先生が実は大学で哲学も学んでいたので開設されたクラス。ローマやアテネなどの「哲学の始まりの思想」からデカルトの" I think, therefore, I am"を通り(これは感銘を受けた気がするので最も鮮明に覚えてる)、人工妊娠中絶問題を取り上げたクラス全体でのディベートまで、基礎と歴史を学んで、その過程でクラスメイトとたくさん意見を交わしました。思えば私の、時に面倒くさいまでの思考はこのクラスをとったことに起因しているのかもしれません。帰国前にこのクラスの先生が私のアルバムに書いてくださった言葉は"Seek the truth"

 

Photoshopクラス

画像加工や映像制作に使えるアプリケーション、Photoshopを使って作品を作るクラス。パソコン室にて行われる。最初は初歩的な機能を使ってレクチャー通りのものを作り、最後の方は映画の宣伝ポスターを作る、など。ポスター制作努力したが予想してたよりも低い評価がつけられたので少し落ち込んだ。

 

ちなみに朝の授業前はパソコン室の壁につけてある大画面テレビを使って先生公認でアベンジャーズ格闘ゲームができた。でも禁止されたかも。

 

public speaking

いわゆる(いわゆらない?)スピーチクラス。毎週一人一人が自作のスピーチ(五分くらいの長さ)をクラスメイトの前で行う。聞き手に教えながら進めるレクチャー形式や自分の体験した出来事を物語のように話す形式など、週ごとに違うスピーチ方法を提示された。多くのスピーチでパワーポイントや実物などのVisual Aidsも必要とされた。

もちろん英語でのスピーチでしたが、スピーチの成績が現地のクラスメイトと同じ評価方法で全部満点だったことが誇りです。

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各教室の入り口をデコる学校公式コンテスト。生徒は自分の好きな先生の教室をデコる。

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上の画像の出入り口の正面。制作力の高さよ。

 

補足

前にも書いているかもしれませんが、アメリカの学校は先生一人一人が教室を持っていて、生徒が科目ごとに毎授業教室移動をする形になっています。そして授業の合間のトイレ休憩(5分!)では先生は大抵教室の入り口に立って道行く生徒やほかの教室から顔を出す先生と世間話をしたりしていました。大学の形態に近いかな?先生にしてみれば教室は自分の居場所であり学校生活の中の拠点なので、教室の角には先生用のミニスペースがあって作業用の机やパソコンが置いてあって荷物を置いたりお気に入りの卒業生からの手紙が貼ってあったり各々の好みによってアレンジされた空間が展開されています。先ほどの数学兼哲学の先生の教室には、先生の趣向によりスパイダーマンのポスターが貼られていました。個人の主張や表現が校則やしきたりに縛られすぎていない部分が私にはとても新鮮で心躍りました。

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クリスマスの時の教室内のデコレーション。うーん、日本ではまず見られない。

 

ひとまず学校についてはこのくらいでしょうか。

友人や先生との人間関係も結構ありますが、少なくとも今回はこれでしまいにします。

 

編集後記

大抵の授業の様子とか学校の情景とかは何を観ずとも脳裏に浮かぶのですが、いざ写真を見返してみるとさらにはっきりと学校での日々が思い出されて懐かしく寂しい。

帰国前まで仲良かった友人と定期的にメールのやり取りをしていたけどここ数カ月音信不通で、それも寂しいです。こんな未曽有のご時世なので何があってもおかしくないだけに、早く返信が欲しいと願うばかりです。人生どんな浮き沈みがあるかわからないのでその過程でその友人にとって、私は忘れ去りたいような対象になってしまったのかもしれません。そのくらいの覚悟はしてます。

逆にある程度仲良くてまだつながってくれている友もいるので精神的にも助かります。

 

そんなこんなで個人情報の公開も躊躇しているyoralyですので具体的な人間関係の紹介は難しそうですし、あまり面白いネタもそこにはなさそうです。

 

I think, therefore, I am

我思う、ゆえに我あり

デカルトの有名な名言。自分が思考しているということは、今見えている世界や感じているもの、たとえ自分の肉体すら本当は存在していなくとも、少なくとも自分の精神(心?)は存在している、ということを一文で述べたもの。好きです。誰もが主観的ではありながら納得できる感覚。デカルトさんはもともとフランス語でこれを述べたのですが、英語でI exist ではなくI "am" と訳しているところも面白いです。

というわけで今後も留学とか自分の考えの記事を更新していくので引き続きアクセス&リードをお願いします。

 

 

今回も読んでくださり、どうもありがとうございました。

 

それではご自愛ください。

 

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