yoralyの日記 from UK

【現在はnoteに引っ越しました】日本で生まれ育ち、高校生でアメリカ留学を経た現イギリス大学生がいろいろ発信します。

【20】留学⑨ ーコケコッコー!ー

こんにちは、ご無沙汰しております。yoralyです。

 

年末ですね。大寒波ですね。寒々でぴえーって感じです。

私は19日から冬休み(学業でやらなあかんことはある)に入り、もっとブログを書きたかったんですが怠けました。怠けてしまいましたよん。期末試験の抑圧からの反動とかが開放感に繋がって、そのエネルギーが向かった先が、(私にとっては)手軽に気分を高揚できるゲームになってしまった。この安易な、有意義とは到底思えない(けどやってるときは楽しい)趣味は私の今後の人生においても大きなポイントになるでしょう。ゲーム欲をどこまでコントロールできるかで他の学業や木削り、ブログなどの課外活動にどれだけ自分の時間を割けるかが決まってきますのでね。過去の記事でも少し言ってるとは思いますが。というか木削りをここで引き合いに出してくる人間もなかなか珍しいでしょうね。木削りに関して常に協力して頂いてる高校の美術の恩師に感謝します。ありがとうございます。

自分の弱さをいかに改善していけるか。いっつも上を目指したがる私(とおらは思ってる)には人生通しての課題ですね。おそらくどれだけ克己しても弱みが無くなることなどはないと思いますが、周りから見て弱さが少なすぎるのも人間ぽくないなって思われちゃったりするのでしょうかねー。周りの視線より自分の志っていう不等号の理論を当てはめればそんなこたぁ気にしなくてもいいですが、志と周りのポジティブめな視線が両立できればなおよいですよね。

 

ちなみに克己という言葉は私の大切な友人が教えてくれた言葉です。語彙を人の会話から知ってひとりでに会得することは時たまありますが、このときはその友人が克己の言葉が書かれた(確か自分で書いたもの)キーホルダー?系統のものを持っていて、その言葉の意味を尋ねた私に丁寧に、それを持っている想いとともに教えてくれました。プライバシーを守るために詳細は書きませんが、言葉を知る過程でこれほどまで濃い体験をしたためしは未だにないので割と鮮明に覚えています。だから克己という言葉は私にとって今後必要な言葉であると同時に思い出深いもので、思い入れがあります。その友人がこの文章を読んでくれていたら嬉しいな。

 

あと全ブログ合計400アクセス超えました!皆様毎度ありがとうございます。毎回更新すると二週間くらいアクセスが増えていて嬉しいです!私は母と仲がいいので多分母がそのうち20アクセスくらいに担ってくれてはいますが。。。誰かがおらの記事のリンクを400回くらいポチってしてくれたのだなと思うと喜びと感謝がこみあげてきます。ああありがたい。

あ、でも私の友人の中で記事つまらないと思う方がいらしたらもちろん無理して読むとかアクセスだけでもしてあげようなどの情けは掛けないで下され。アクセスが無くなれば悲しいのは当然ですが、それよりも皆さんが望んで楽しんで読んでいただけることの方がおらは幸せであります。きれいごとかもしれませんが、友人間であってもあくまで自由意志で読んでいただいたり読まなかったりしておくんなまし。でも結局いつもありがとう。

 

 

さぁて今回は、年末とか年始とか全然気にせずコケコッコー!参りますで。

 

 

ひよこちゃん→鶏さん

敬称嫌な方は我慢して頂けると幸いです。これが私の素に近い表現なのです。

 今回の記事のメインは前々から引っ張ってきた鶏さんとの思い出です。留学という大きな体験の中でいうとサブのサブくらいの規模のイベントであり、読者の皆さんも「そんなに引っ張るほどの内容であろうか、ひよこはかわいいけど」などの考えだと存じます。しかし当事者の私としては、話さずにはいられません。それくらいの思い出と考えが積もっているイベントです。

過去の記事を未チェックの方に補足しますと、私はアメリカ合衆国アリゾナ州で留学中、ホストファザーの趣味の一環として家畜の飼育を手伝っており、渡航後一カ月くらいのある日鶏(卵用、肉用ではない)の飼育を命じられました。ここまでの内容はおおよそお話ししています。

 

まあそれがひよこからの飼育ですから面白い。というかひたすらにかわいいもん。(動画があってそれがめちゃかわいいので上げたいですが、多分ブログじゃあ難しい。某動画サイトに上げてリンク張ればいいけどそこはまだ未到達領域で踏み出せないのでご了承ください。友人であれば私の独り言付ではありますが動画共有できるので観たい方は知らせてください!)ぴーぴーってかわいいのです。

 

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ひよこちゃんのケージ?飼育場。ここに何十羽もいました。天井低い!

その子たちが何十羽とこの中にいました。五十羽はいたかのー。砂漠で夜は冷えるので熱源を確保し段ボールで壁を覆い、ブルーシートで雨を防ぎという施設でした。ケージは天井が1メートルくらいしかないため、ホストファミリーとベトナムブラザーと私だと私が一番小さかったので主のホストファザーにひよこちゃんの飼育を任されたわけです。こうして10/1からひよこちゃん生活が始まりました。

 

 毎日放課後他の動物たちの世話を終えたのちに、お水と小さいコーンを餌やりの器具に補充し、器具の詰まりとかを掃除しメンテナンスを終え、ピヨピヨの会話を聞いてお家に帰る、そんな日々でした。ベトナムブラザーがほんま優しくて、命令じゃないのにひよこの世話いつの間にかいつも手伝ってくれるようになってて、温かさに涙が出そうです。

 

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内装と主人公の子たちはこんな感じ。奥が餌容器で手前がお水容器。少し飛べるようになると上の網に飛び乗るようになる。しかしやはり目が映ってる子たちに注目しちゃうのは人間の面白い習性ですね。

 

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赤い照明は温めるための器具です。

そしてひよこも他の動物同様かわいいだけではすみませんでした。ええ。飛べるようになって思わぬスペースに入り込んで抜け出せずに亡くなっていた子が印象深い。この段階ではまだそのケースのみでしょうか。命は失われました。

 

 

それもありこれもありで彼らは大きくなり、声もピーピーからなんというかひょい―ひょい―みたいに変わり、トーンも下がっていきました。

 

 

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たったたったの二週間。10/15時点。子供はぐんぐん大きくなるものなんですね。上にのっておりますでしょ(右上の方)?とさかも見えてきてます。

二週間かー。動画見返してるおらもびっくりしてます。当時のおらはその変化の素早さを肌で感じて事細かく記録してたんだろうな。お見事。おかげで今ブログに使えてます。見かけ的なかわいさは反比例的に失われていますね。

 

それから一カ月弱の11/10。ひよこちゃん改め鶏さんは数に対するスペースが狭すぎるということでお引越しをしました。(ファザー曰く狭いとストレスがたまるかなんかでいじめが発生するとのこと)

 

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新居。鶏さんのために男手総出(知人入れて4人)と時たまホストマザーも土木作業して作りました。広さは前のお家の5倍、高さは約2倍。

このお家、既製品もあるけど組み立ては自分たちでやってるんですよー。すごいなー。フェンスを針金で固定して貼って止まり木みたいなものも中で組み立てて。素晴らしい経験をさせていただきました。やっぱ大変だったので当時は不満多かったけど。

 

引っ越しは数羽ずつ、右下の小さいかごに入れてベトナムブラザーとともにしました。その過程で何羽か逃げ出して大変だったのも、今となっては実にほほえましい。

 

引っ越し直後はニワトリさんたち新居に警戒してたけど、すぐ隅々まで使いこなすようになりました(そんなに機能はない)。あとスペースが大変広くなりましたので私もだいぶ身動きがとりやすくなりました。そして流れで私が鶏さんを引き続き担当しました。餌はもっと大きくて水でふやかしてある他の動物と同じものに差し替え、水は大きな容器にためておくスタイルになりました。直接水量補充ができるように蛇口がその上にあり、ちゃんと水道が通ってます。文明的。(正直おそらく仕事と関係ないのにここまで整備できるファザーの技術とやる気はすさまじいと思います。)

 

さてここで大人になった鶏さんの命について触れておきます。広くなってもいじめは発生してしまいました。ずっと観察はしてないので定かではありませんが、何かの拍子に弱ってしまった子をみんな突っつきまわすようになって、動けないくらいに弱ったところをさらに攻撃してるうちに絶命してしまったようです。引っ越し前後以降に逝去した鶏さんはおそらく全てこれが原因でした。上の写真の小さいケージに鶏さんが2羽おりますが、彼らは私やほかのファミリーが怪我していることを察知し隔離した状態です。ケージに隔離して別で餌やりをし、元気になった様子になったら戻しました。救えなかった命は体感で多くて30羽くらいでしたが、わずかながらも救えた命もあったと思います。少なくとも手はつくしました。隔離したが時すでに遅しでケージ内で亡くなっちゃった子もいて、はぁ、なんとも悲しいし、苦しかったです。

最終的に帰国までに残ったのは30~40羽くらいなのかな。

 

(この段落は包み隠さずグロテスクめなことを記しますので苦手な方は飛ばしてください。)

攻撃は基本的に臀部に集中し、いじめられているかどうかは臀部に怪我をしているか、出血しているかで判断していました。非常にショッキングで悲しいことに、私がお世話に来たとき亡くなっている状態で見つかる子は臀部付近のお肉を食べられていました。共食いというものでしょうね。うーん、鳥なので肉食の習性があっても不思議ではないですし、私たちが提供していた餌ではたんぱく質が足りてなかったのかもしれない。申し訳ないです。亡くなった鶏さんをごみ箱までもっていくのはいつも悲しくて残念でした。連れていく度にご冥福的なことをお祈りしました。

 

私がこのような悲惨なことも記しておくのは、真実を伝えたいからです。少しジャーナリズムの精神を受け継いでそうな気がしますが、何かの現実を伝えるときは都合の悪いことも隠さない。いいところも悪いところも何とも言えない部分も、多様な側面から対象を体験、観察して伝えることで、完全ではないけどできる限りのありのままのリアルをみなさんに伝えられる。そして皆さんに偏った情報だけが届かないようにする。世界を知る、視野を広げるうえでバイアスは取り払えないけどできるだけない方がいいから、それに近づけられるようにしているつもりです。

この記事の場合は真実というより私のありのままの体験と私なりの考えですが。動物って愛おしいだけじゃないみたいなことも頭の片隅に置いておいてほしいということなのです。それは我々人間にも言えることでございますが。

 

 

話がそれました。まあそういう命の争いがあり、私の世話があり、ついに卵が産まれるにようなりました。

 

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最初の一個。まだ中身はちゃんとしてなかった気がします。でもちゃんと卵してますよこれは。

少し汚れていますが産まれ始めました。最初はうぉーついに来たのか!って喜びました。以降は卵を見つけるたびにほほえましかったです。回収した卵はお家の冷蔵庫で保存、料理にも使ったし、私は卵ご飯にも使いました(多分市販の卵じゃなかったはず!)。なんか柔らかめで、優しい味でした。正真正銘、余計なものは与えてませんからね、おいしいにきまっているのです。育ての親の私が保証します。初期だけ餌は市販なのでそこだけが人工添加物とか入ってるかもしれませんが、それ以降は工場から直接仕入れてるコーンなのでセーフかな。

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このトラックを牽引して行って、上から直接どばどばとコーンをいれてもらう。

 

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止まり木。写真左端にある金属が卵を産むためのスペースで、個室みたいになっている。少し汚めなのはご了承ください。

 

 

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ほぼ最終段階の鶏さんたち(5/25)。とさかも伸びて羽毛ふっさふさ。声は立派なおー、おーーけこっこー!になりました。

卵を産んでくれるようになってからは少し体が大きくなるくらいであまり他の変化はなかった気がします。

 

最後に私と鶏さんの関係性をお話しします。

ひよこの頃は普通に警戒されておりました。ですが引っ越しをした辺りから敢えて近づいてきてくれる子もいて、靴紐つつかれたり餌やり中に指つつかれたのは痛かったですけど、そんな風に親しく?してくれたのはうれしかったです。あと羽毛モフモフなのが好きでよく鶏さんを両手で持ち上げたりしたんですが、持ち上げるとき基本逃げたり嫌そうな対応しないんですよ。ふわってする羽に触れるとおらの方を目だけでちらって見てまたそっぽむく。落ち着いて、よく慣れてくれてた気がします。人間じゃなくて、私個人を認識してそういう優しい対応してくれてたのならとてもうれしいです。そういうところがかわいいのです。だから写真だけでは伝わらないかもしれません。

 

ちなみに鶏さんが面白いのは、持ち上げて体を前後左右上下に揺らしても頭の位置がほとんど変わらないところなんです。頭だけパントマイムみたいに空中の一点にとどまって動かないんです。首が上に伸びてる状態から体を持ち上げると頭は動かないので頭がモフモフ羽毛に埋もれるんです。今思えばその写真撮っておきたかったけど、その瞬間はただ楽しくて幸せだったので思わず忘れてしまったようです。多分。

 

以上であります

相当書きました。おおよそ5400字です。よく話がそれましたがご了承くださいまし。それもこれも、私が伝えたくて書いております。

 

でも疲れたー!気持ちを伝えるのはエネルギーが要りますなー。

いやー、動物とのふれあいというものは、特に長期的な関わりは、様々な感性を磨いてくれます。考えるきっかえもいろいろくれます。そういうことを鑑みて留学できたことに感謝しますし、ベトナムブラザーとホストファミリーに会えてよかったです。

 

書き始めて一回寝たので年が明けました。今年もよろしくお願いします。

去年は20記事書きましたー(一番最初の記事には【】の番号をつけていないのでわかりにくいが20記事。今回で21記事目)。今年は定期的に更新できるとええなー。二週間に一回更新できれば24記事でっせ。

 

とりあえず今回のブログはここまで。今年もブログを書きラーメンをできる限りすすってまいります。

 

それでは今回も読最後までんでくださり、どうもありがとうございました。

今後もご自愛ください。

私を含め皆さんの今年が、健やかで幸せでありますように。